土食系女子? 我は山の子 穴堀好き

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吊りトマト 
ジェノベッセとミニトマト 
次々急いで赤くなりつつあります
予想外のがんばり屋さんです
抜けません。。。

海の街に暮らしています。
もう人生の半分以上をこの周辺で過ごしているのですが、
ふと、漆黒の夜空、澄んで冷たい山の空気と鮎のいる川、水が張る田んぼが恋しくなります。

富士山の麓で幼少~少女期、とんで青年期前半を送った山の子です。
遠足は金時山や足柄山!太い木の根を必死で掴んで山の斜面を転げ落ちないように登る遠足。
こちらに来て、バスで行くのが遠足、にカルチャーショックを受けました(^^)
クラスの半分は農家の子たち。みんな大きな家でした。
牛が庭にいたり、豚小屋があったり。
習字へ行く道ばたに荒縄でつながれたヤギがいましたっけ。半紙をごちそうしたりして。

突然何を懐古しているのかと言いますと、
我が原点は田舎の空気が一番肌にあった土の子山の子であった、
のに気付かせてもらった夏であったということです。

地続きの大家さんの大きな土地の工事中、ご好意に甘えさせて頂き、
6月から今まで、思う存分土と遊ばせて頂く、思っても見なかった機会を得ることができました。
楽しかったです!コンクリをはがした後の砂利と瓦礫の土を黙々と削って行く穴堀。

出て来た山のような砂利は、庭の周囲のぬかるみ改善にたっぷり使わせて頂くことができ、
掘った穴には夏野菜を植えさせて頂き、
無農薬、微生物、有機腐植、不耕起、の初端の変化を垣間みると言う、
貴重で有益な経験をさせて頂けました。

 土を触った時の感触や香り。
 長い間深い底で眠っていた海の砂の潮の香り。
 死んでいる土の底冷えするような冷たさ。
 生き始めた土の暖かさ。やさらかさ。良い香り。
 加湿で悲鳴を上げていそうな切羽詰まった沈むような匂い。。
 土の声が聞き分けられるようになり、月齢に沿って、適所、引き際がわかったら、
 植物ものびのびと育つ、自然の摂理に逆らわぬ人為的な畑が出来るのでしょうか。
 地面で実りを得ることの難しさだけは知る。
 「旅人は道の途中で死ぬのだ」どこかの詩人の言葉だったかな。
 農家の皆さんは売る野菜を育てなければならない。ご苦労、気苦労も大変な事でしょう。

必ず食べる為の野菜たちはハイポニカ水耕栽培に頼ります。対極の植物育成方法ですね。
EC値、液肥濃度など深く取り組むと懸案事項が増えてくるのは必定ですが、
2年目の今は、陽当たり、水耕装置、培地、虫除け、うどん粉病忌避、などの工夫。いまのところ。。。

夏の体験をもとに、これからまた無農薬、出来る限り炭素循環方式の方向で、
ねこ庭作りをして行きたいと思っています。
そこで育ったものはそこに返す。何年かかるかな。
その結果きれいに花が咲き、おいしい野菜を家族で食せることがあれば最高です。
自然と一体化できる異空間、家庭菜園なのですものね。

土掘りから菜園、花壇作り、家の周りのぬかるみ対策など、
忘れぬうちにおいおい記録としてまとめていきたいと思っています。

現在は花壇後の整地にハマっています。
やや傾斜のある土地の水はけの最終地点なので、
ここをなんとかして水たまりを減らしたい方向で楽しく工夫中。
なんでもいいから土いじりをしている時間は最高。ありがとうございます!